現在の僕のこと

僕はこうして統合失調症を患ってはいるけど、本当にさまざまな方のおかげさまでパート労働に従事することができました。


世間で出てみるとあくまでぼく個人の考えですが「統合失調症」って本当に理解されている面の少ない病気なんだなーとという感想や想いに浸ってしまうことが多いです。
そのそも人類の発生から統合失調症の出現は同じ時期にあり…なんてのはは僕のものの本のうろ覚えですが、病気の起源は非常に古かった。

罹患率も100人に1~2人だったんじゃなかったろうか?

長い間「座敷牢」とか「修道院」とか「精神病院」に幽閉されてきたひとたちでそれは間違いなく僕自身にも当てはまるのです。

健康な友達と話していて「お前は畑を耕して生きることならできたんじゃないか」なんて言われて比較的安易に「僕の場合はね」ななんて答えてしまうこともしばしばなのだが、どうもそれもあやしい。

やはり適切な服薬がなければ僕はただの「怠け者」でありやくたたずであり一生涯を今よりもさらに疎外されたまま生きなければならなかったのではないか。

イタリアにフランコ・バザーリアなんて人がいて彼は精神病院をなくして地域で病者をケアするという体制づくりに貢献した人だという。

いまの日本ではそんなふうに「運動する」なんていう余裕はないのかもしれないが、やはり体制はよいほうに変わっていかなければ困るのは僕たち自身なのだ。

そうしてこれは僕たち「病者」だけの問題ではない。病者を取り巻く日本社会を、この革命が不可能に近いほど成り立ちにくい日本という国で、進展させていかなければならない問題なのかもしれない。