鏡のように

少し調子が良くないと思っていた。
なにゆえそうなのかということはよく判らない。しかしすぐに復調した。
いま、調子が良いといっても過言ではないのかもしれない。

しかし…だ。
僕の生活は微妙なリズムで成り立っているということを最近つくづく思い知らされるのだ。僕の表情、身振り、言葉などのふるまいは僕の精神状態に素早く反応する。

演技なのか本気なのかわからないが、まるで周りの人が鏡のようだと思う。
誰もが安定した態度で接してくれるわけではない。
僕自身だって安定した状態であるわけではない。

僕の先入観や思い込みもあるし、周りの人が僕にもつそうした事柄だってあるだろう。
あまり考えたって仕方がない。
なぜなら「人が本当になにを考えているのかは誰にもわからない」からだ。
思えばこれはドクターから言われた言葉だった。
僕もやはりそう思う。

もちろん、これは自分の心に関することも含め、そうなのだ。